家を購入すると決断したときに次に悩むのは費用でしょう。大きな買い物になりますので、費用面の負担はかなり大きいです。注文住宅は費用と時間がかかりますし、建売や中古物件の場合だと、立地やデザインが優れている優良物件には価格的に手の届かないこともあるでしょう。ここで割安で一戸建てを手に入れるために、違う視点で家を探してはどうでしょうか。
いまデメリット戸建というのが注目されています。デメリット戸建とは、駅から遠い、古い、建て替えができない、立地が悪いなど条件的に不利であったり、競売物件、事故物件、などのマイナスイメージを持つ一戸建て住宅のことをいいます。もちろん不利、不便、マイナスイメージなどの付加価値により、普通の一戸建てよりも値段が安く設定されています。これらの物件は一般的にはデメリットとされていますが、自分のライフスタイルや生活環境に当てはめて考えてみることで実は気にならない場合もあります。
例えば立地がお墓の横だとします。世間的にはマイナスイメージですが、あまり人が来ないため静かで、かつ、寺社の管理が入っていますので、いつも綺麗で緑も多いです。静かに暮らしたい人でお墓の横が特に気にならない人にとってはこれ以上ない物件になる可能性もあります。また、駅から遠くても電車通勤でない場合には対して苦になりません。
それどころか駐車場付きの物件が増えてくるので、クルマを保有している場合は駐車場代がかからないというメリットに変わります。 実はデメリット戸建はこれまでも存在していたのですが、不動産屋は宣伝のためにこれらの情報は表に出さず、見映えの良い情報を発信する傾向にあるからです。なかにはデメリット戸建のみを扱う専門業者もいます。専門業者は物件のデメリットを把握している分、どういった方にはデメリットにはならないことも把握していますので、まずは相談してみることです。
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