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新築一戸建てを所有したい人が大半

内閣府では、定期的に住宅に対する意識調査を実施しています。その結果を見る限り、現在も日本では持家志向、それも一戸建てを所有したいと思っている人が大多数を占めています。賃貸のほうが良いと思っている人も1~2割程度いるものの、持家志向は長く8割前後で推移しています。持家と賃貸は、よく家賃と住宅ローンの支払総額で比較されますが、それぞれの志向の人に理由を聞いてみると、支払い総額などあまり関係ないことが分かります。

持家志向の人が持家を所有したいと考えている一番の理由は、同じ場所に長く住むほうが安心だからです。そして賃貸志向の人は、多額のローンを抱えて住み替えが容易ではなくなるのを嫌っています。つまり生き方、価値観の違いです。また一戸建てを所有したいと考える人が多いのは、子供に資産を残したいから、リフォームを自由にできるから、という理由からです。

マンションよりも一戸建てのほうが土地がある分資産性が高く、リフォームの自由度も高いので、納得の理由です。一方で持家志向の人に、所有するなら新築か中古のどちらが良いかを聞いたところ、新築と答える人が8割以上となりました。全体で6割以上の人が、新築の持家が良いと考えていることが分かります。その理由は、新築のほうが気持ちが良い、他人が住んでいた場所に住みたくない、というものが大きいことも分かりました。

中古物件がいくら割安で、いくら品質面でも向上してきたとはいえ、こういった理由では、新築志向は今後も続きそうです。

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